自費出版で詐欺か。返金を求める方法について解説

詐欺被害に特化した交渉力の強い法律事務所
詐欺被害に特化した交渉力の強い放置つ事務所
03-6276-2926
今すぐ無料相談

自費出版詐欺に遭った場合、支払った費用は取り戻せるか

商業出版では出版社が売れると見込んだ作品しか出版してもらえませんが、素人でもお金さえ出せば本が出せるというのが自費出版です。
とにかく書店に本さえ並べばチャンスがある、メディア露出の機会がある、広告宣伝費と思えば安い、といった売り文句で自費出版を勧められるかもしれません。
しかし、中には規定の部数が発行されないというケースもあるようです。
自費出版でトラブルになった場合は、どうしたら良いのか解説します。

自費出版で詐欺か?トラブルになったらどうするか

質問:自費出版のお金を払ったのに出版されていない

石川県 Nさん 男性
かなり前から原稿を書いてきたので、出版に興味を持っていました。
東京にある出版社が自費出版の広告を出していたので、原稿を送ったところ、「単に自叙伝に収まらない、郷土史が盛り込まれている点が良い」と褒められ、自費出版を勧められました。
通常は費用は200万円だがあなたなら本が売れる可能性があるので150万円でいいと言われました。
そこで150万円支払いました。部数は3,000部です。
しかしそれから一向に話が進まず、連絡しても担当者不在と言われるばかりです。
詐欺かもしれないと思い、警察に被害届を出しましたが刑事事件にならないと言われ受理されませんでした。
民事で返金を求めなさいと警察に言われたのですが、どうしたらいいでしょうか。

債務不履行を理由に返金を求めましょう

詐欺かどうかは立証しにくい

詐欺として扱うには、相手が欺罔行為(騙す行為)を行ったかどうかが争点となります。
結果的に約束を履行できなかったのか、最初から騙すつもりでお金だけを支払わせたのか不明確なことが多いので、詐欺の立証は難しいのです。
今回のケースもそうです。警察が刑事事件として扱ってくれなかったのは証拠が足りないためでしょう。

債務不履行を理由にするのが現実的

ご質問の内容からわかる範囲ですが、詐欺よりも債務不履行を理由に、契約解除を求めた方が現実的と思います。
自費出版の契約をしたということは、商品の売買契約を取り交わしたということです。
販売した会社は商品を引き渡す義務が、買ったお客さんは代金を支払う義務が発生します。
この義務を怠るのが債務不履行です。

書面で契約解除を伝えて返金を求める

いきなり契約解除を連絡するのではなく、まずは督促を繰り返した方が解決しやすいと思いますが、それを既にしているとします。
次の段階では、書面で債務不履行を理由に契約解除と返金を求めてください。
書類は内容証明郵便で送ります。
出版社が応じなければ、民事訴訟を起こしましょう。
支払った金額が大きいので、弁護士を雇って訴訟を行う価値があるでしょう。

相手が詐欺グループだった場合は難しいかも

東京の出版社とのことですが、会社に行かれたことはあるでしょうか。
遠方のあなたに話をどのように勧めたのかが気になります。
最初から詐欺を目的に作られた会社だった場合は、知らされた住所には事務所はないかもしれません。
ISBNさえ取得すれば個人でも出版社を興すことができますし、その会社の実態をまず調べることも同時に行った方が良いでしょう。

自費出版の甘い言葉に注意しましょう

本が出ても詐欺同然!?

自費出版自体を詐欺と呼ぶつもりはありませんが、自費出版のセールストークが限りなく嘘に近いというのは事実です。
「一冊出せば誰でも先生。講演依頼がくる」、「販路に乗りさえすれば売れるチャンスがある」、「宣伝も会社がちゃんとやる」、「メディアにプレスリリースを打つ」「この本は売れます!」など。どれも嘘ないし誇張です。
理由は自費出版ビジネスがどうして行われているか考えれば一目瞭然です。

自費出版ビジネスとは

出版物は見込み生産です。
全国には約13,000の書店がありますが、広く流通させるためには大量生産せざるをえません。
しかし、書籍は通常「委託販売」で書店に置いているので、書店は売れないと判断したら出版社に本を返品できるのです。
日本では一年に約8万冊の本が出版されており、書店の売り場面積は限られていますから、書店はだいたい発売一週間の動きでそれを判断します。
こうして、出版社には大量在庫ができあがります。
一冊出すだけで数百万円のコストがかかる上、在庫を抱えなければならないので負担は大きく、無名の著者の本を出すことはほとんどギャンブルなのです。
自費出版した著者は献本用に大量の本を引き取ってくれますし、著者時自身に費用を持たせる自費出版ビジネスなら出版社にリスクはありません。

自費出版で、売れるのか?

無名の著者の本は、大々的なプロモーションをしかけないと絶対に売れません。
だからこそ、出版社は著者自身にお金を出させるのです。
著者は本が出てスタートを感じているかもしれませんが、出版社は著者から自費出版費用を回収した時点でビジネスが終了しているのです。
当然、宣伝もプレスもおざなりになって当然でしょう。

部数がごまかされているケースも

昔は刷り上がった書籍を著者自身が改め、一冊ずつ「検印紙」を貼り付けていました。
しかし現在は印刷所から直接、取次という卸問屋に納品されて流通に回るので、実際に何冊刷ったかは出版社と印刷所しかわかりません。
約束した部数が刷られていない可能性もあります。
そもそも自費出版した本は出版社に売る気がないので売れません。
明確なプロモーションの意図と計画を持っていないのであれば、自己満足に終わりがちなので要注意です。

03-6276-2926
今すぐ無料相談
03-6276-2926
今すぐ無料相談

© 詐欺被害緊急ホットライン All Rights Reserved.